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- リハビリテーション部門
こんな症状・ケースのエキスパートです
五十肩・拘縮肩
肩が痛くて腕が上がらない時は五十肩、拘縮肩、あるいは肩関節肩関節周囲炎と診断されます。軽い痛みを我慢して使い続けた結果、徐々に肩の動く範囲が狭くなって悪化していくのが特徴です。肩関節拘縮は全人口の約2%程度に発症し特に40から60代の世代に起こりやすく、男性より女性に多く認められます。 電気療法やマッサージなどの徒手療法を用いることもありますが、肩関節の可動域が良くなって初めて症状が改善できたと言えるので、患部だけにフォーカスするのではなく、痛みの根本原因を探り、人ぞれぞれに合わせたアプローチをすることが大切です。
腰痛
腰痛は、腰椎(腰骨)の一部である椎間板、椎間関節(腰の2つの関節)、腰骨である椎体の変化や老化(退行性変化)が関係しています。悪い姿勢が絡み合って起こる腰痛が最も頻度の高いものといえます。
その他、腰痛の原因になる病気として、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、脊椎分離症・脊椎すべり症、骨粗鬆症などがあります。また、時には、癌の背骨への転移、化膿した脊椎炎、圧迫骨折など原因は様々なので、まず初めに的確な診断をうけることが大事です。
慢性的な痛みを主な症状とする病気の治療は、単純に病気の有無では割り切れません。完全に痛みが取れてしまえば、それに越したことはありませんが、慢性的な痛みはそう簡単にいきません。そのような患者さんの治療で大切なことは、完全でないまでも極力痛みを軽減し、疾患と上手に付き合っていくことをサポートすることで、生活の質を改善して、早期の社会復帰を図ることです。
当院では「時間をかけた治療」をモットーとし、ブロック注射、マッサージによる手技治療、リハビリテーションを併用した腰痛治療を行っています。
膝・股関節痛
膝や股関節痛は、様々な要因によって引き起こされることがあります。一般的な原因としては、関節炎、変形性関節症、半月板損傷、靭帯損傷などが挙げられます。これらの痛みの原因は個人によって異なることがあり、正確な診断が重要です。 当院では、経験豊富な整形外科専門医が患者さんの症状や状態を評価し、適切な診断を行います。 治療法は、患者さんの症状や痛みの原因に応じて物理療法、投薬療法、関節内注射などから個別に選択されます。これらの治療は、痛みの軽減や炎症の抑制、機能の改善を促すことがあります。 一方、手術が必要な場合もあります。例えば、関節の変形や重度の半月板損傷などの場合には、手術が適切な治療法となることがあります。当院では最新の手術技術と専門知識を駆使し、手術を行っています。これにより、患者さんの回復期間を短縮し、早期の機能回復を目指します。
スポーツリハビリ
各スポーツに対する競技ルールや競技特性、患者様の特性を徹底して分析・詳しい評価を行い、患者様の状態を把握。それらの情報をもとに達成すべきゴール(目標)を患者様・理学療法士間で共有し、必要なプログラムメニューを作成します。
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●サッカー
サッカーは、ジャンプや切り返し、シュートなどの激しい動きが多く、膝や足首などのケガが起こりやすいスポーツです。特に膝の靭帯損傷は、サッカー選手に多く見られる重大なケガで、完治するまでに長い時間がかかります。膝の靭帯損傷をした場合は、早急に医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが必要です。また、治療後はリハビリを行い、膝関節の安定性と機能性を回復させることが大切です。
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●野球
野球は、投球や打撃などの激しい動きが多く、肩や肘、腰、足などのケガが起こりやすいスポーツです。特に肩や肘のケガは、野球肩や野球肘と呼ばれるほど、野球選手に多く見られる重大なケガで、完治するまでに長い時間がかかります。肩や肘のケガをした場合は、早急に医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが必要です。また、治療後はリハビリを行い、関節の可動域と安定性、筋力と柔軟性を回復させることが大切です。
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●格闘技
格闘技は、打撃や関節技などの激しい動きが多く、頭や首、肩や肘、膝や足などのケガが起こりやすいスポーツです。特に頭や首のケガは、脳震盪や頚椎損傷といった重大なケガにつながる可能性があります。格闘技選手がケガをした場合は、早急に医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが必要です。また、治療後はリハビリを行い、関節の可動域と安定性、筋力と柔軟性を回復させることが大切です。
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●陸上
陸上は、走る、跳ぶ、投げるといった動作が基本となるスポーツです。これらの動作は、膝や足首などの関節や靱帯に大きな負荷をかけるため、ケガのリスクが高くなります。特に膝の靱帯損傷は、陸上選手に多く見られる重篤なケガの一つで、なかでも前十字靱帯を損傷しやすいとされています。着地時や方向転換時に膝が内側に曲がったり、ねじれたりすると断裂する可能性があります。前十字靱帯損傷は、痛みや腫れだけでなく、膝関節の不安定感や可動域制限などを引き起こし、競技能力に大きく影響します。前十字靱帯損傷をした場合は、早急に医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが必要です。また、治療後はリハビリを行い、関節の可動域と安定性、筋力と柔軟性を回復させることが大切です。
外反母趾
外反母趾とは、足の親指が小指側に変形し、「くの字」になる状態をいいます。主な原因は、合わない靴や筋力の低下、関節リウマチです。放置すると、足に変形が生じて歩くだけで痛みが出たり、膝や腰まで痛みが広がったり、生活に支障をきたすほど進行します。 外反母趾で来院される方の多くは膝や骨盤の歪みを併発して、治療に時間がかかります。当院では生活のための一時的な回復も行いながら、根本解決を目指した治療を行います。 また、外反母趾は強い痛みが出ない方も多く、肩こり・腰痛、頭痛、目まい、冷え、姿勢の歪みなど様々な症状として現れます。外反母趾が疑われる方や、筋力の低下、歩き方のバランスが悪い、捻挫癖や頻繁に足が攣るなど、気になっている方はご相談ください。
扁平足
扁平足とは、土踏まずのアーチが崩れ、足裏が平らになった状態です。幼児期の扁平足の大半は症状がなく、成長と共に改善します。 成人期の扁平足も通常は病気と呼ぶほどのトラブルはありませんが、靭帯や足の裏などに腫れや痛みが生じる場合があります。歩行障害や姿勢が悪くなって頭痛や腰痛などを引き起こすこともあり、全身に影響を与える可能性があります。 鎮痛剤や湿布での保存的な治療、足のアーチを鍛えるためのリハビリや場合によっては足のアーチ機能を補助する足底板などの装具を装着するなど、状態に応じて改善のための治療を行います。
足底筋膜炎
足底腱膜炎とも呼ばれ、スポーツや長時間の立ち仕事によって足の裏に過剰な負担がかかり、痛みが生じる疾患です。マラソンやハイキングなどの繰り返し強い衝撃を足に与えるスポーツ、加齢や長時間の立ち仕事などが主な要因に挙げられます。 また、足のアーチが崩れていたり、ふくらはぎやアキレス腱が硬い方、合わない靴を履き続けているなど、さまざまな要因が考えられるので、早めにご相談ください。
有痛性外脛骨
有痛性外脛骨(ゆうつうせいがいけいこつ)は、運動によって足の内側にある外脛骨に痛みを生じる障害です。捻挫などの外傷、靴による圧迫などがきっかけとなって発症することもあります。 通常は数週間運動を控えることで痛みが軽減するので、スポーツ復帰ができますが、根本的な原因が取り除けていないとすぐに再発することがあります。早く対処すれば、ストレッチングやスポーツ後のアイシング、シューズ選択、インソールなどの手段で予防も可能です。
捻挫
軽い炎症程度のものから、靭帯が完全に断裂する重症例まで様々です。腫れや痛み、内出血の度合いや靭帯の損傷具合によりシーネやテーピングなど治療法を選別します。
肉離れ
肉離れとは、筋肉や筋膜が引き裂かれるように損傷することで、痛みや腫れ、内出血などの症状が起こるケガです。肉離れは、スポーツや運動中に急激な力がかかったり、筋肉が冷えていたりすると発生しやすくなります。特に、太ももの裏側のハムストリングスは、肉離れを起こしやすい筋肉の一つです。肉離れをした場合は、早急に医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが必要です。また、治療後はリハビリを行い、筋肉の柔軟性と強度を回復させることが大切です。