診療内容

診療内容

腰痛

腰痛

Back problem

腰痛は、腰椎(腰骨)の一部である椎間板、椎間関節(腰の2つの関節)、腰骨である椎体の変化や老化(退行性変化)が関係しています。悪い姿勢が絡み合って起こる腰痛が最も頻度の高いものといえます。
その他、腰痛の原因になる病気として、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、脊椎分離症・脊椎すべり症、骨粗鬆症などがあります。また、時には、癌の背骨への転移、化膿した脊椎炎、圧迫骨折など原因は様々なので、まず初めに的確な診断をうけることが大事です。
慢性的な痛みを主な症状とする病気の治療は、単純に病気の有無では割り切れません。完全に痛みが取れてしまえば、それに越したことはありませんが、慢性的な痛みはそう簡単にいきません。そのような患者さんの治療で大切なことは、完全でないまでも極力痛みを軽減し、疾患と上手に付き合っていくことをサポートすることで、生活の質を改善して、早期の社会復帰を図ることです。
当院では「時間をかけた治療」をモットーとし、ブロック注射、マッサージによる手技治療、リハビリテーションを併用した腰痛治療を行っています。

ひざ・関節痛

ひざ・関節痛

Gonalgia,Arthralgia

関節はひじ・ひざ・手首・足首・指・肩・あご・腰(股関節)などにあり、各部位によってさまざまな病気が起こります。
関節が痛む場合、次のようなケースがあります。

  • 関節軟骨がすり減ったり消失し、骨と骨がこすれ合う。
  • 軟骨のすぐ下にある骨で異常が起こる。
  • 関節包が引っ張られる。
  • 滑膜が炎症を起こして腫れる。
  • 靭帯が引き伸ばされて切れる。

このような症状がいくつも重なって痛みを起こす場合が多くあります。
原因は、老化、肥満、O脚、過度の運動、感染症など様々です。
放置する事で悪化したり、原因が分からないのにマッサージや湿布・鎮痛剤等で痛みをごまかすと症状が悪化し、非常に危険です。
関節が痛い時には、まず原因を特定し、生活改善の指導や薬物・運動療法など適切な治療を行いましょう。

肩関節痛

肩関節痛

Omalgia

中高年になるにつれ、肩を構成するいずれの部分も、強度が少しずつ低下していきます。それに加えて、肩をあまり動かさない生活をしていると、柔軟性がなくなり、血行も悪くなり、傷つきやすくなります。
その結果、ちょっとしたことで肩関節周辺のどこかに損傷が生じ、炎症によって痛みを感じるようになります。それが中高年の肩の痛みの代表ともいえる、四十肩・五十肩です。
しかし、肩が痛いと言っても原因は色々とあります。肩関節は身体の深部にあるため、痛みの部位がはっきりしない事も多く、また、レントゲンでも異常が出ない事がほとんどです。そのため、正確な診断は結構難しく、五十肩と診断されていても詳細に観察すると実際には原因がある事もよくあります。
いずれも放置していると治りにくくなったり、重大な発作につながりかねません。

肩こり

肩こり

Shoulder discomfort

肩こりを引き起こす主な要因としては、筋肉疲労と血行不良、末梢神経の傷などが挙げられます。
人間は二足歩行をするために、もともと首や腰に負担がかかりやすい体をしています。首から肩にかけての筋肉が姿勢を保つために緊張し、血行が悪くなって、重く感じるのが肩こりです。
痛みが強い、左右どちらかに広範囲に起こる、ほかに頭痛やめまい、吐き気、手足のしびれなどがあるという場合は、すぐに診察を受けましょう。他の疾患が隠れていることがあります。

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニア

Herniated lumbar disk

腰や臀部が痛み、下肢にしびれや痛みが放散したり、足に力が入りにくくなります。
椎間板は線維輪と髄核でできていて、背骨をつなぎ、クッションの役目をしています。
加齢などにより、その一部が出てきて神経を圧迫し、症状が出ます。
悪い姿勢での動作や作業、喫煙によってヘルニアが起こりやすくなることが知られています。
痛みが強ければ安静を心がけ、コルセットをつける場合もあります。また、消炎鎮痛剤の内服や坐薬、神経ブロック(神経の周りに痛みや炎症を抑える薬を注射する)を行い、痛みをやわらげます。痛みが軽くなれば、牽引を行ったり運動療法を行うこともあります。
症状が重い場合や下肢の脱力、排尿障害があるときには内視鏡を使った低侵襲手術をお勧めします。

脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症

Spinal canal stenosis

脊柱管とは、24個の骨(椎骨)が連なってできた背骨の中にある管のことです。
脊柱管狭窄症とは、背骨を構成する骨・関節・背骨を支える靭帯の変性、椎間板の膨隆、変性などにより脊柱管が狭くなる病気です。それにより、神経が圧迫され、血流が悪くなって、腰痛・歩行障害、頸椎部の場合、首・肩の痛みや手足のしびれなどの症状が現れます。お尻や太ももなどの下肢に痛みやしびれを出す「坐骨神経痛」と呼ばれるものも、この脊柱管狭窄症のひとつです。
治療は神経に対するお薬の投与、リハビリテーション、神経ブロックなどを行います。痛みが強い場合や、まひを起こした場合は手術に至ることもあります。

骨粗しょう症

骨粗しょう症

Osteoporosis

骨粗しょう症は、鬆(す)が入ったように骨の中がスカスカの状態になり、骨がもろくなる病気です。骨がスカスカになると、わずかな衝撃でも骨折をしやすくなります。
その原因は大きく分けると、加齢(原発性骨粗しょう症)と、病気や薬の影響(続発性骨粗しょう症)の2タイプに分かれます。
続発性骨粗しょう症の場合、原因となる病気の治療や、服用している薬の中止・減量などを検討しなければいけませんので、骨粗しょう症が疑われる場合には、どのような原因で発症しているのかを調べ、原発性と続発性との判別を行う必要があります。
骨粗しょう症は、それ自体が生命をおびやかす病気ではありませんが、骨粗しょう症による骨折から要介護状態になる場合もあります。

関節リウマチ

関節リウマチ

Arthrorheumatism

関節リウマチとは、関節が炎症を起こし、軟骨や骨が破壊されてしまい、関節の機能が損なわれ、放っておくと関節が変形してしまう病気です。腫れや激しい痛みを伴い、関節を動かさなくても痛みが生じるのが他の関節の病気と異なります。手首や手足の関節で起こりやすく、左右の関節で同時に症状が生じやすいことも特徴です。
また、関節リウマチの症状は関節だけでなく、発熱、疲れやすい、食欲がないなどの全身症状が生じ、関節の炎症が肺や血管など全身に広がることもあります。
発症するピーク年齢は30~50歳代で、男性よりも女性の方が約4倍も多く発症します。

骨折・捻挫・脱臼

骨折・捻挫・脱臼

Bone fracture
骨折

多少我慢できる痛みなら、放っておけば治ると思い受診しない方がおられます。そのまま放っておくと骨がうまくくっつかず変形したり、治癒に時間がかかることがあります。気になればすぐ整形外科を受診しましょう。

捻挫

軽い炎症程度のものから、靭帯が完全に断裂する重症例まで様々です。腫れや痛み、内出血の度合いや靭帯の損傷具合によりシーネやテーピングなど治療法を選別します。

脱臼

関節が外れることをいいます。脱臼はゆっくり時間をかけて整復します。
関節面の骨折を合併していることがありますので、レントゲン検査が必要です。

スポーツによる障害

スポーツによる障害

Sports disorders

スポーツによる外傷・障害に対する診療・治療・予防を行い、リハビリテーションを主とした、総合的治療をめざします。
小児期のスポーツ障害(腰痛、膝、足、肩、肘の痛みなど)に対する診断と治療にも力を入れております。
また、中高年期におけるスポーツの効能とスポーツ障害の予防についても、アドバイスを行っております。

ペインクリニック

ペインクリニック

Pain clinic

ペイン(Pain)とは英語で「痛み」の事です。
痛みの症状が出た場合、通常は内科・消化器科・外科・婦人科・泌尿器科などを受診します。このような臓器別の医療に対してペインクリニックは痛みなどの症状を扱う診療科で、次のようなケースで活躍する医療分野です。

  • 痛みがつらくてどうしようもない。
  • 整形外科や内科等で診断はついているが、通常の治療では症状が良くならない。
  • 痛みや不快な症状があるのに検査で異常がみつからない。原因が分からない。
  • 診断がつき、薬物治療も試みてはいるが、薬の副作用がつらくて治療を続けられない。
  • 医師に気のせいと言われ、どうしていいかわからない。

痛みが長く続いたり我慢することで、交感神経を緊張させ血液の流れを悪くします。血液の流れが悪くなると治療が遅れ、新たな痛みを生む事になります。この新たな痛みがまたさらに交感神経を緊張させ、悪循環を招きます。
痛みは、病気が直接ひきおこすものだけではなく『増幅された痛み』が原因であったり、『隠れた痛みの原因がある』場合がありますので、多角的な視点で突きとめながら早期に痛みを取り、治療に努めます。

リハビリテーション

リハビリテーション

Rehabilitation

怪我や障害に対して評価・治療を行い、家庭・職場などで再び生きがいのある社会生活を送れるように手助けします。
当院では医師の診断の下、理学療法士がマンツーマンで皆様の姿勢や身体の使い方などから、痛みやその他の症状の原因を探り、個々の患者様に合わせたプログラムを作成しています。
整形外科疾患、脳血管系疾患、神経疾患などの機能回復訓練や痛みに対する物理療法、小児疾患のリハビリ、スポーツリハビリなどを幅広く実施しています。

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